年年頭にあたり、謹んでごあいさつ申し上げます。

　平素は、東松山市民文化センターの活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
一昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大により、病に苦しんでいらっしゃる皆様、また、これに伴うさまざまな社会活動の停滞によりご苦労されているすべての方に、心からお見舞いを申し上げます。

　一旦は感染拡大の状況が落ち着き、文化芸術活動が再開されつつありましたが、年が改まり新型変異株の不安から楽観できる状況にはまだいたっておりません。しかし、この2年間、多くの人々の努力により、文化芸術が生きていくためには必要不可欠のものであること、また、いかに多くの人が支えてきたのかということは再認識されています。引き続き、多くの皆様のご支援により、文化芸術の灯がともし続けられることを願ってやみません。

　人類の歴史を顧みますと、今までも未知のウィルスや未曾有の災害により何度も危機に遭遇してきました。人類はその度に、英知とエネルギーを結集して困難を克服してきました。新型コロナウイルスも、克服される日は近いものと信じております。

　東松山市民文化センターは、2000年4月に埼玉県から東松山市に委譲されて以来、文化芸術活動の拠点として、市民を繋ぎ、文化芸術を継承し、創造し、発信する「場」をつくってまいりました。本年も引き続き、市民の皆様の交流や自己実現、社会参加の「場」となるよう、職員一丸となって取り組んでまいります。また、本年は特に、舞台芸術によるまちづくりプロジェクト第3弾　音楽劇「枇杷の家」の3月公演や東松山市を中心とした地域アーテイストによる芸術活動を予定しておりますので、変わらぬご理解とご支援を、心よりお願い申し上げます。

令和4年1月吉日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東松山市民文化センター
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　館　長　　　比島　順